- 第9回肝癌治療シミュレーション研究会
- 当番世話人 權 雅憲
関西医科大学外科
この度、第9回肝癌治療シミュレーション研究会を平成26年9月27日(土)大阪国際会議場で開催させていただくことになりました。
今回の主題として、「肝切除・肝移植術におけるシミュレーション・ナビゲーション技術の最近の工夫」、「経皮的治療もしくはInterventional Radiologyにおけるシミュレーション・ナビゲーション技術」、「胆道系治療におけるシミュレーション・ナビゲーション」、「内科・外科におけるFusion技術の現況と進歩」、「肝機能画像診断の進歩」などを取り上げさせていただきました。例年好評の症例検討会なども予定しております。
近年の医学領域における画像診断機器の驚異的な性能向上と各種ソフトウェアの開発により肝癌治療におけるシミュレーション画像は臨床応用が図られております。しかしながら手術などにおける肝臓の可塑性や操作による変形などを的確に反映する画像は開発途上であり、リアルタイムのナビゲーション画像構築が課題だと考えられます。
そこで、特別講演として京都大学情報研究科の中尾恵先生、大阪電気通信大学総合情報学部の登尾啓史先生にこれらの課題についてのご講演をお願いし致しました。将来性を見据えるうえでも参考となる知見が多いと考えております。
今回は研究会の前日に全員懇親会を開催しゆっくりお寛ぎいただけるよう準備させていただきます。外科、内科、放射線科の医師を初め、放射線技師、工学系の研究者、医療機器開発や製薬に係わる方々が一堂に会して、実りある発表・討論が行えるようにしたいと思っております。
皆様の多数のご参加を心よりお待ち申し上げております。